記憶の中の色
木曜日のこと、グラフィックデザインの「色彩」の回で、トーナルカラーをつかった配色演習を実施。内容は昨年度とほとんど同じままなので紹介するまでもないが、恒例の参加型作品制作のネタを新しく考えてみた。毎年ポスターじゃなんなので、今回は"カード型の色見本"をつくることに。テーマは「記憶の中にある色」。
すると、おぼろげな記憶を投影するかのように、淡く霞んだような不思議な色見本ができあがった。微妙な中間色の色合いに独特の詩情が漂っており、実に美しい。普通に色を使った課題をやらせると学生はコントラストが強いものや彩度の高いものに走りがちなことを知っていたため、これにはびっくり。
あなたの原風景(できるだけ古い記憶)の経験の中にある色を教えてください。配布された演習用トーナルカラーの束の中から一枚を選び、カードの上部に貼る。下部にはその記憶のストーリーと採集場所を記述する。メインの課題の合間を縫ってカードを作ってもらい、匿名で提出してもらった。
すると、おぼろげな記憶を投影するかのように、淡く霞んだような不思議な色見本ができあがった。微妙な中間色の色合いに独特の詩情が漂っており、実に美しい。普通に色を使った課題をやらせると学生はコントラストが強いものや彩度の高いものに走りがちなことを知っていたため、これにはびっくり。
2枚ほど、サンプルを紹介。ただの色紙だったものに個人的なストーリーが加わることで微妙に情景を想像できるようになっている。

記憶を遡上する中でのイメージの切り取られ方も興味深いが、同じ時刻に同じ場所で同じ素材から作ったはずなのに、採集場所が日本各地の北から南に(中には海外まで)散らばっているのも面白い。
同じサイズの無機質な色紙でも、こういう一点物の付加情報をつけるだけで、それぞれの想像力を映す鏡に変身する。並べて一枚一枚を眺めてみると、みんなそれぞれにドラマ背負って20数年生きてきていることがまざまざと想像できて、なんだか圧倒された。こりゃ、講評でうかうか貶せないな(苦笑)
クラスという集合体を、普段の教室とは違う見方で可視化する実験をここ毎年細々と続けているが、なかなか面白いものだ。
"つまらない"と思われがちな題材や対象にこそ、僕は萌える。

記憶を遡上する中でのイメージの切り取られ方も興味深いが、同じ時刻に同じ場所で同じ素材から作ったはずなのに、採集場所が日本各地の北から南に(中には海外まで)散らばっているのも面白い。
同じサイズの無機質な色紙でも、こういう一点物の付加情報をつけるだけで、それぞれの想像力を映す鏡に変身する。並べて一枚一枚を眺めてみると、みんなそれぞれにドラマ背負って20数年生きてきていることがまざまざと想像できて、なんだか圧倒された。こりゃ、講評でうかうか貶せないな(苦笑)
クラスという集合体を、普段の教室とは違う見方で可視化する実験をここ毎年細々と続けているが、なかなか面白いものだ。
"つまらない"と思われがちな題材や対象にこそ、僕は萌える。
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今年のグラデザは面白そうだなぁ…演習とかいいなぁ…
今現在、つまらん授業ばっかなので余計に羨ましいです(笑)
色紙の買い物、どうもありがとう。お陰様で間に合いました。
面白いかどうかは、実際にやっている学生達はどうなんでしょうね。みんな受講中は課題から逃げたい一心でそんなこと思ってもなさそうな・・。
"つまらん"授業も気持ち次第できっと面白くなりますよ。