+DESIGNINGでダイアグラム特集

たまたま本屋で気がついた。+DESIGNINGの2009.3月号の第2特集では、「ダイアグラムの考え方と作りかた」が取り上げられている。ふむ、と思って購入して読んでみると、かなり濃かった。
特集では、杉山久仁彦、岡本一宣、中川賢造の各氏が登場。図版もかなり多く、30P以上にわたってダイアグラムの古典的なルーツや重要な文献も詳細に紹介されている。(平凡社の世界大百科年鑑特集ページまで!)誠文堂のアイデアを除いてここまでマニアックに紹介しているのはたいへん珍しい。これで興味持ってくれる人が増えるといいんだけどな。
個人的には、多摩美(上野毛)で教えてらっしゃる杉山氏の記事が特に面白かった。氏によるダイアグラムの分類は、「関係を示す」「量を比較する」「位置を比較する」「状態を見せる」と4つで、その下に地図や各種チャートなどの手法が整理されているもの。これは自分が講義でやっているのとかなり近い。これまでは大抵、「テーブル・グラフ・チャート・スコア・マップ・イラストレーション」といったような、単に表現形式としての分類だけだったのだけど、一階層上げて人間側の理解の方法で分類したダイアグラムの記事を初めて見た。また情報デザイン、インフォグラフィックスとの意味の違いや見解についても書かれていて、このへんもなかなか興味深い。この辺は、是非つっこんでお話ししてみたいものだ。
杉山氏がお勧めする「ダイアグラムをより深く理解するための本」、20冊が紹介されていたので、リンク付きで転載してみる。
Language of Vision by Gyorgy Kepes
「洞窟絵画から連載漫画へ」ランスロット・ホグベン
DIAGRAMS by Arthur Lockwood
Graphics Diagrams Walter Herdeg
「図の記号学」ジャック・ベルダン
Visual Function by Paul Mijksenaar
Envisioning information by Edward Tufte
Visual Explanation by Edward Tufte
Visual Display of Quantitanative by Edward Tufte
Beautiful Evidence by Edward Tufte
Information gestalten by Brueckner
DATA FLOW
Metro Maps of the World by Mark Ovenden
Designing Universal Knowledge by Gerlinde Schuller
Wordless Diagram by Nigel Homes
ELSE/WHERE:MAPPING by Janet Abrams+Peter Hall
世界の表象ーオットーノイラートとその時代
PureGraphics 岡本一宣
アイディアマップ ジェイミー・ナスト
このラインナップは渋いなぁ。もはや若い人には、この分野の規模の広さと奥深さを思い知らせて思わず腰を引かしまくるようなリストだ。すばらしい。古本はマーケットプレイスでも販売されていたりするので、興味を持った人は是非購入してみましょう。
ところでちょっと気になったことをメモ。このダイアグラム特集の最後の方に掲載されているillustratorでのTIPSの「3D機能でグラフを立体的に」という技法は、止めた方が良いだろう>編集の方。Excelで簡単にできるのであちこちでよく見かけるが、立体化すると量の錯覚がおこって、実際の数値がごまかされてしまう危険がある。
参考記事:奥村先生のブログ「3D円グラフを使うのはやめよう」
この手の情報の見せ方は、一種の情報操作のトリックとして使われる可能性があるってことは、デザイナーだけじゃなくて読者側でも知っておいたほうがいい。
例えば、先日ネットで読んだ、毎日.JPのキャンパスアンケートで用いられた円グラフ。こういった図に関する基礎知識をもっているだけで、もうひとつの隠されたメッセージが浮かび上がってきたりする。
「キャンパスアンケート:定額給付金は「税金の無駄遣い」 景気に「効果なし」と厳しい見方」

「洞窟絵画から連載漫画へ」ランスロット・ホグベン
DIAGRAMS by Arthur Lockwood
Graphics Diagrams Walter Herdeg
「図の記号学」ジャック・ベルダン
Visual Function by Paul Mijksenaar
Envisioning information by Edward Tufte
Visual Explanation by Edward Tufte
Visual Display of Quantitanative by Edward Tufte
Beautiful Evidence by Edward Tufte
Information gestalten by Brueckner
DATA FLOW
Metro Maps of the World by Mark Ovenden
Designing Universal Knowledge by Gerlinde Schuller
Wordless Diagram by Nigel Homes
ELSE/WHERE:MAPPING by Janet Abrams+Peter Hall
世界の表象ーオットーノイラートとその時代
PureGraphics 岡本一宣
アイディアマップ ジェイミー・ナスト
このラインナップは渋いなぁ。もはや若い人には、この分野の規模の広さと奥深さを思い知らせて思わず腰を引かしまくるようなリストだ。すばらしい。古本はマーケットプレイスでも販売されていたりするので、興味を持った人は是非購入してみましょう。
ところでちょっと気になったことをメモ。このダイアグラム特集の最後の方に掲載されているillustratorでのTIPSの「3D機能でグラフを立体的に」という技法は、止めた方が良いだろう>編集の方。Excelで簡単にできるのであちこちでよく見かけるが、立体化すると量の錯覚がおこって、実際の数値がごまかされてしまう危険がある。
参考記事:奥村先生のブログ「3D円グラフを使うのはやめよう」
この手の情報の見せ方は、一種の情報操作のトリックとして使われる可能性があるってことは、デザイナーだけじゃなくて読者側でも知っておいたほうがいい。
例えば、先日ネットで読んだ、毎日.JPのキャンパスアンケートで用いられた円グラフ。こういった図に関する基礎知識をもっているだけで、もうひとつの隠されたメッセージが浮かび上がってきたりする。
「キャンパスアンケート:定額給付金は「税金の無駄遣い」 景気に「効果なし」と厳しい見方」
全国で順次支給が始まっている定額給付金だが、税金の使い方としては不適切だと思う学生が63%おり、景気対策にも効果がないとの見ている人が44%に上 ることが、NPO法人「ドットジェイピー」(本部・東京都港区)が全国の大学生に行ったキャンパスアンケートで分かった。

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+DESIGNINGも立ち読みした覚えがあるんですが、
写真の特集ばかり目がいって見逃してました。
ちょうどグラフとかに関して調べていた時期なので参考になります。
Amazonで買おうかな。
グラフのトリックはえげつないものもありますよね。
錯覚(自覚がない)っては使う側も見る側も、ほんと注意しないといけませんね。
すっかり反応が遅くなってすみません。
この特集は本当に良かったですよ。
トリックもふくめて情報のデザインなんでしょうけどね。この辺は社会調査のグラフの使い方ではよく言われる話ですけど、そういやデザインの方ではあんまり指摘されないのはなんでだろう?