医療の中のデザイン

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とある小さなデザインの案件のため医療関係者にインタビューする必要が出てきたので、週末の合間を縫って従兄弟に会いに行ってきた。従兄弟は僕よりだいぶ年上で、医者として日本中を飛び回っているということは以前親戚筋から聞いていたが、去年独立して埼玉の上尾市にてクリニックを開業したとのこと。


P1030627.jpgピカピカの待合室に飾ってあったパネル。患者に医者の過去の経験を知ってもらい、信頼関係を作ろうとする面白い仕掛けだと思う。しかし、それにしても活動履歴がコンテンツになりうるほど、ホントに日本中飛び回っている人なんだな。なんと小笠原諸島から与那国島まで。まるでDr.コトーだ。

病院内で衛生管理や医療情報の管理、電子カルテのインタフェースの話などを色々と聞かせてもらって、大変興味深かったのでいろいろ書きまくりたいが、そういう場合でもないので(汗)、割愛・・・。

掲載許可をもらった写真をもとに、ふたつだけメモ。

P1030621.jpg患者さんが腰掛けるイス。普通のオフィスチェアだけど、座るときの床の滑り具合でキャスターがないのに気付いた。お年寄りなどは立ち上がるときに滑って転ぶことがあるからね、とのこと。そして「僕のイスに肘掛けがあって、患者さんの方にないのはおかしい」と、物理的なところから対等な関係をつくるために、肘掛けを付いているものを設置したのだそう。

P1030623.jpgレントゲン室の天井。最近のレントゲン機器はベッドの上に仰向けになって撮影するそうだが、その部屋の天井には空が描かれている。密室で大仰な機械に向かう中で、不安感や恐怖感をやわらげるためなのだろう。寝転がって空が目に入り、その配慮に気付いた瞬間にちょっとだけ嬉しくなる気がする。

こんな感じで院内のさまざまな工夫は、

医学部入学前に一般大学を卒業し4年間社会人を経験したこともあり「上平内科クリニック」では、病気ばかりをみる医療ではなく、 患者様と向き合う医療を提供していきたいと考えております。
という言葉を体現するようなものだった。

休診中のお昼休みにお邪魔したのだけど、その間にも体調不良を訴えて駆け込んでくる人が数名いた。真摯に応対される姿を見て、本当に地域の方々に信頼されているんだな、と思った。むむ、負けてられん。

医療の現場は、やはり人間同士のやりとりが行われる場だけあって、いろんなところにデザインマインドが刺激されるのを感じる。見ていて非常に面白い。というわけで医療関係者の方でここを見ておられる方がいらっしゃいましたら、是非お話を聞かせてください。よろしくお願いします。



上平内科クリニック
・kamihira_log 「 デザイナーは、寿司屋or 医者?(その2)」
・ココカラハジマル「デザイナーは医者じゃない」




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COMMENT(3)

takao :

お久しぶりです。
2005年度(一期生)に卒業した渡辺です。

見慣れた写真があったので思わず反応してしまいました。実家のすぐそばです。。

kamihira :

おや、渡辺君元気ですか。
一期生諸君とも久しぶりに会ってみたいものです。

しかしなんと世間は狭い。
機会があったら診てもらってください。

元気ですよ!
今は某旅行サイトのwebデザインをしています。

ユーザビリティにこだわる会社なので、次のエントリーの「さりげない思いやりがホントのデザイン」っていうのは凄くよく分かります(笑)

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このページは、kamihiraがMay 20, 2009 9:42 AMに書いたブログ記事です。

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