INFO-GRAPHICS Night終了御礼
遅くなりましたが、先週開催しましたINFO-GRAPHICS Night vol.1、お陰様で無事に終了しました。川崎までご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。そして関係者の皆様、協力してくれた学生達、お疲れ様でした。コミュニケーションデザイン研究会の活動としては昨年夏のワークショップ以来でしたが、こういった貴重なテーマを会場で共有することが出来ましたことを嬉しく思います。
簡単なふりかえりで申し訳ありませんが、以下は当日の模様とメモです。
簡単なふりかえりで申し訳ありませんが、以下は当日の模様とメモです。
会場のサテライトキャンパスは今年オープンしたばかりの施設。規約で飲食禁止なのがちょっとつらいところですが、非常にいいイベントスペースです。駅の近くで便利な場所なのでこの規模の集まりなら、いろいろと使えそう。ちなみにこの日の会場はスタジオAとラウンジスペースで、もうひとつスタジオB(Aの半分ぐらいの大きさ)もあります。
ラウンジでの受付と学生作品展示風景。
展示していたのは、都市大の小池研(3年)のインフォメーショングラフィックス展、専修大の上平プロジェクト、と 4年Y君。2年のグラフィックデザイン履修生。小池研のみなさんは今年も頑張ってますね。バタバタ続きでちゃんと見れなかったのが残念でした。会場ではプロの方々からコメントを頂いたり、神奈川大の学生らも含めて学生達同士での交流が起こっていたようです。
上平PJの学生達は出展するかしないかでメンバー間で揉めまくっているようでしたが(笑)、現在進めているゲームデザインの事前調査(テレビゲームの視点の分析・ジャンルの変遷年表・遊びにおける面白さの分析)のをまとめたポスターを出展してました。こちらはインフォグラフィックスのデザインというよりは、まずは情報を集めてある軸で編集するという事前段階のものです。やっている本人達もまだまだ納得がいってないようでしたが、強制的にまとめあげて他人に説明する中で気付くことも沢山あったのでは。一応、ここに出していたもの以外にも、素材ドリブンの発想
ワークショップや保育園での子供たちの遊びの参与観察など、自分たちの経験を主体にした質的なアプローチも試みているので、それらをステップにして今月いっぱいで企画をまとめていく予定です。まとまったらまた後日紹介します。
この日のメインイベント・木村さんによる基調講演「海外諸国におけるインフォグラフィックスの表現動向」と、二人で行った対談「インフォグラフィックスはどこに向かうのか?」お陰様で会場キャパ一杯でした。立ち見だった学生諸君、申し訳ない。
他のブログにも当日の講演模様は書かれてますが、少々紹介。
■冒頭に中国でのワークショップでの経験。「彼らはもの凄い目で真剣に学ぼうという姿勢で来るので、こっちも負けじと真剣になるし、惜しみなく教えようという気になっていく。他の国で何やっているんだろうな、って気もするけど、あの熱意はとっくに日本人が忘れたものだよね。行く前はあんまり良いイメージ無かったけど、すっかり中国を好きになって帰ってきた」と。この発言、学生らも複雑な思いで聞いていたよう。
■スペイン語圏の国々は、非常にインフォグラフィックスの質が高いという指摘。(そういえばInfographicsNewsのestebanもスペインの人だ。)木村さんが聞いた話では、識字率がそれほど高くないからじゃないか、とのこと。裏返せば、ビジュアルによる効果的な伝え方が問われるってことになり、デザイナーらに競争原理が生まれるってことか。これについて、kojicozyさんは、欧米は表音文字だからじゃないか、と分析されておられた。「表音文字文化の欧米ではイメージを補い、定義するためにはグラフィックは重要だが、言葉が豊かで表意文字文化の日本では、文章の行間からイメージできる感性が豊かで、それがインフォグラフィックスをそれほど必要としなかったのでは」と。興味深い話だが、理由はともかく、たしかにSNDに入賞した参考例を見る限り、ああいった理知的な説明図は、日本の伝統的な文化の中にはあまりなさそうだ。
■以前、NigelHomesから誘いがあって「TEDに参加しないか?」と言うお話があったそう。TEDとはあのTEDで、それはもちろん凄い話なわけだが、でも英語が得意じゃないから、と遠慮してしまい、自分で自分の可能性を断ってしまったことを今でも後悔している、という木村さんの告白。英語に対するバリアは僕も強く持っているし、同様に大きなチャンスをモノに出来なかった苦い経験を持つ人は多いだろう。でも後悔は多分やらなかった後に襲ってくるものの方が大きいのだ。ぐちゃぐちゃとマイナス要因を考える前に、失敗しても良いから一歩前に出る勇気を持ってみよう、と会場にメッセージを送られた。
■質疑応答で話題に出た "クロスメディア"は、ちょっと具体的な事例が無く議論が消化不良となってしまった。聞きに来た2年生が困った顔をしていたが、実はそんなに難しい話じゃなくて、今彼女らが基礎演習で取り組んでいる子供向け理科教材のデザインで、Webと触知できるモデルのコンテンツをリンクさせるという課題だってまさに同じようなものなのだけど・・・。知らない言葉や難解な言葉が理解を妨げるというのを実感する。
■今回、聞きたかったけども聞けなかった人も沢山いらっしゃいそうだし、コミュニケーションデザイン研究会としては、今回のイベントで木村さんが話されたことが消えてしまわないように、貴重な講演録をちゃんとテキスト化しておかなきゃな。大学からちょっと助成金をもらって文字おこしのアルバイトを雇い、印刷した冊子を出版しておこうと企画しているところです。
同時開催のコレクション展より。僕は普通に手持ちの古い書籍を並べただけが、木村さんが、Nigel Homes、Rufus Segar両大御所から頂いた貴重な資料が濃かった。これもゆっくり見れず、残念でならない。またの機会にゆっくり拝見したいものです。
当日の模様につきましては参加された方のブログもご覧下さい。
tube_log(木村さん)
情報デザイン研究室(浅野先生)
総合学科「情報」日誌(五十嵐先生)
Kojicozyの散歩日和(小島さん)
Mode.(福聚君)
キレハシ(安井君)
木村さんからもお願いがありましたが、コミュニケーションデザイン研究会は、会員募集中です。
カテゴリ
event , infoGraphicsTRACK BACK(0)
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