October 2009アーカイブ

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先日、とある集まりに参加させて頂いた時、盲導犬を連れてる方にお話を聞かせて頂く機会があった。賢いってのは知識で知っていたけど、いや本当に賢かった。動物にとっては動きにくい人間中心な建物や乗り物だろうに、主人の足元にぴたりと寄り添って誠実にサポートしつづける姿に思わず感動する。

・ミーティングの2時間、居酒屋での2時間、ずっと足元で静かに待機。
・エスカレータの上り下りを判別して誘導。
・自動改札のタッチ部分に誘導。
・電車の中で空いている席を見つけて誘導。
・加速で足が滑ろうとも、お座りの姿勢崩さず。
・満員に近い電車で、周辺の乗客が気を引こうと鼻先に手を近づけても微動だにせず。

ラブラドルレトリーバーは犬の中でももともと賢いというが、多分主人と生活するなかで獲得している訓練の成果が大きいのだろう。強引に連れられているのでもなく、かといって一方的に命令しているのでもなく、あの息のあった二人三脚ぶりはお互いの意思を理解しあっている信頼関係があってこそだ。

居酒屋出た直後、「のび」と飼い主の方が言ったら、盲導犬がコリを取るように背中伸ばしはじめたのを見て、スゲーと驚愕していたら、「いや今のはのびしはじめたから僕があとから言っただけだよ」と冗談飛ばされたが、よく考えたらハーネスの感覚だけで犬がしたいことが分かるってのも凄いな。

盲導犬は日本に全部で1000頭程度しかいないらしい。貴重な体験に感謝しつつ、あっさり入店拒否しようとする居酒屋のアルバイトの対応に、社会での現状も垣間見た。


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学生から要望があったのでアップ。
演習ではデジカメ率が異常に高くて、時々撮影の集中砲火が起こるのだが、シャッター浴びせられる方からはこんな風なビジュアルが見えている。まあ彼らが撮っているのは僕じゃなくてスライドなんだけど。

カメラを構えている人は、撮られる側から見たら顔が見えない、という事実。

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今週の2年生のCD総合演習は、調査フェーズを終え、その過程で得た事実、気づきを元に問題発見を行う回。とりあえず数を集めていれば表向きにはちゃんと進んでいるようにみえる調査フェーズとは違って、着眼点を絞って、仮説を抽出していく段階はごまかしが効かないため、一気に難易度があがる。問題をよく理解できてないと、これまで沢山集めたデータも全く生きてこない。


Good Morning

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昨夜の台風が過ぎて、今朝は久しぶりの秋晴れ。ひんやりとした雨上がりの朝の空気が、ここ最近で一番心地よく感じた。
誰もいない中、せっせと落ち葉を掃除するおじさんの背中を、朝日が眩しく照らしている。


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今週の2年生のCD総合演習は、これまでの調査フェーズで得たことを統合する山場として、まとめのディスカッションを行った。だんだん学生達も新しいメンバーにも慣れてきて、共に問題に取り組んでいるグループごとのカラーらしきものができつつある。

前回の演習の最後に、インタビューデータの整理を終えたあとに2軸マトリックスを使ってシートを配置して考察してみるということを宿題にしたわけだが、まずはそれぞれのグループで作ってきたものを共有し合う。

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鞄からゴソゴソとマネキンの頭部2体を取り出し、詰め直し整理し始めた美容学校の学生らしき人。
無造作な置き方がシュールすぎ。
酔っぱらっていたこともあって、カメラを向けながら、この学生じゃなくてマネキンと目があったらどうしよう、とそればかり考えていた。

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先週の月曜日の演習直前のこと。バッグにMacBookProを入れて運搬しようとした途端、紐が切れて思いっきり床に激突させてしまう。その後、なんとか数日は動いていたものの、やがてピシピシッと異音がしてハードディスクがお亡くなりになった。

悲しみに暮れている間も仕事は待っててはくれない。 いろいろ可能性を検討した結果、結局たったの3ヶ月で全く同じものを買い直す羽目になったのだが、バックアップとしてTimeCupsuleを入れておいたのがせめてものの救いだった。一日ぐらいかけてデータの転送終えて起動したら、なんと、散らかったデスクトップもそのままに完全に元通りに再現してくれた。助かった。消えてしまったデータはあったけど、それもTimeMachineに入って時間を遡ったらだいたい復元させることができた。ありがとうApple・・・。

この体験に思わず感涙しながら、(既視感のある画面インタフェースによって)頭の中では壮大な「ツァラトゥストラはかく語りき」のオーケストラが流れたのはいうまでもない。

皆様も不慮の事態に備えてバックアップを取られることをお勧めします。



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座ったままでお金をさっとスライドして取り出しやすくするために、自分でお金受けのトレイを削ってるタクシーの運転手。
毎回トレイを持ち上げて傾けたり、苦労してつまみ上げたりし続けている人も多い中、かたちそのものに疑問を持ち、こういう強引でむき出しの知恵を発揮する人には時折ハッとさせられる。

思わず褒め称えまくったら、照れながら撮影を許可してくれた。



11月14日におこなわれるインフォグラフィックス・ワークショップ(コミュニケーションデザイン研究会主催)では、参加者の追加募集を行ってます。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いします。
以下、木村さんのブログより転載。

 参加者のキャンセル発生のため、社会人1人+学生1人、補欠を急きょ募集します。
 開催まであと1ヶ月となりましたが、残念ながら参加できない人が出てしまいました。
 キャンセル待ちを設けてなかったので急きょ募集します。

 万が一に備え、1グループメンバー4人の構成を崩したくないので補欠も募集します。

(参加者はそれぞれ埋まったそうです。あとは補欠のみ募集中)

 参加予定の全員にグループ分けのための質問メールをしました(10/13 16:40)
 届いてない方は至急連絡ください。


 〈欠員募集の申し込み方法〉下記の項目を記入し、メール送付

 ●氏名 ●所属と専門 ●今後のWSで取り上げてほしいテーマ3つ
 メール件名:WS欠員募集(○○○○)←カッコ内に氏名記入
 メール:workshop@tubegraphics.co.jp
 〈注1〉お申し込み時点でまだ締切の告知が出ていなくとも、定員に達している場合が
     あります。前もってご承諾をお願いします。
 〈注2〉同じ会社、同じ大学からの参加は2名までとします。

〈第2回ワークショップ〉
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 講演会のような話を聴くスタイルでなく参加型ワークショップです。

 日時:11/14(土)
 場所:専修大学(神田校舎)
 時間:昨年より1時間早い【9時開始〜18時30分終了〜懇親会】を予定
 人数:20人(4人×5グループ)

 内容:「靖国神社をチャート化する
    何かと話題になるにもかかわらず訪れたことのない人も多い靖国神社。
    一般の人に理解してもらうためのには、自分の主義主張は横に置き、
    まずは中立な立場で「見る、知る、理解する」ことが求められます。
    チャートの可視化で、他の人に理解してもらうためのアプローチを考えます。

    昨年同様、参加者には事前準備をしていただきます。
    詳しいお知らせは10/18までにお知らせします。

 詳しくはワークショップ案内ページをご覧ください。



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月曜日の2年生のCD総合演習の第3回は、ひき続き問題発見のための調査フェーズ。初回のポートレイトワークショップからの分析とあわせて対象となる問題を理解するために、インタビュー調査と調査から得たデータの整理を行った。

世間は3連休だったようだが、ハッピーマンデーなんぞに従っていると月曜の授業日数が足りなくなってしまうため、大学は休日返上で授業日である。。
企画展 「対照 佐内正史の写真」展
Contrast: The Photography of Masafumi Sanai

■2009年10月10日(土)〜2010年1月11日(月・祝)
■川崎市岡本太郎美術館(専修大学の隣)
■ 佐内正史公式サイト

10年ほど前、中村一義が好きだった頃に、中島英樹のディレクションのアルバムジャケットでいい写真とっていた写真家としてよく覚えている。
今日から隣の岡本太郎美術館で写真展がはじまるらしい。こんな近場であるとは。


ちなみに、この時期の生田緑地は秋らしさ満点で結構気持ちいい場所です。
公開期間が短い「生田緑地ばら苑」も10/16-11/3に開くほか、
伝統工芸館では藍染めも可能(棚橋さんの体験記
散歩ついでにどうぞ。

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大学も後期が始まり、また新しい演習が始まった。そのうちのひとつ、2年生のコンテンツデザイン総合演習ではコース内での課題選択者約40名を受け持っている。

この演習はグループで半期かけてデザインの課題に取り組むもので、学生には負担が大きいようで毎度四苦八苦させているが、彼らの成長につきあう過程で濃い対話からは得ることは僕の方もそれなりに多い。なので毎度気合い入れて題材や課題の深め方を考えている。去年は「呼吸する文庫」という名前で書籍の共有サービスを考えたが、今年は、「Flow&Stock,TaikenMarker」と名付けてみた。サブタイトルに「日々の体験を変換するライフメディアのデザイン」。

やがて薄れていく体験を何らかのかたちで残し、見返して新しく何かに気づくことができるようなメディア、広義にとらえるとライフログの一種といえるけれども、機械的に履歴を積み重ねるだけではなく、続けたくなる魅力を持つ、柔らかいサービスを考えていくという課題である。携帯メーカの京セラさんに産学提携としてご協力を頂いているが、モバイル向けとして完結するのではなく、例えばiPhoneを取り巻くエコシステムに見えるように、クラウドも含めたサービス全体の中で情報の流れと関係を意識化していくことを狙っている。これから1月まで続くが、暇を見て学生たちの取り組み経過をレポートしていきたい。

さて夏休み明けの初回、9/28のこの演習ガイダンス後に課した事前課題は、「ポートレイトワークショップ」。次の授業までに5つのモジュールを組み合わせた自分のポートレイトを作成してくるように指示を出した。課題のアウトプットが主目的ではなく、出発点として問題を発見するための課題である。

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