TaikenMarker|No.7→8|中間プレゼン
ちょっと遅くなったが、演習ログを再開してみる。半期通して進行プロセスの記録を残すのはなかなか大変だ。
11月23日(月)は、祝日ながら振り替えで授業日。この日、2年生の演習はコンセプト立案フェーズのまとめとして中間プレゼンを行った。この一週間は学生たちも発表に向けて必死で準備してきたようで、アドバイザーとしてお迎えしたゲストの方々を前にいつもよりも緊張した雰囲気と熱気が漂う。
11月23日(月)は、祝日ながら振り替えで授業日。この日、2年生の演習はコンセプト立案フェーズのまとめとして中間プレゼンを行った。この一週間は学生たちも発表に向けて必死で準備してきたようで、アドバイザーとしてお迎えしたゲストの方々を前にいつもよりも緊張した雰囲気と熱気が漂う。
プレゼンは、1チーム約8分。今回は、パワーポイント禁止ということにしたので、各チーム模造紙を組み合わせたり、寸劇したりと趣向を凝らしたプレゼンテーションを行った。学生らもスライドのプレゼンはもう見飽きているようで、こういった試みに積極的に挑戦してくれた。アナログに回帰してみるとパワポの弊害がよくわかる。実際、スライドを使い回ししたり、暗くして観客の視点を反らして人前に立つ恐怖心を和らげたりするのには向いていても、プレゼンを聞く側には良いことはあんまりないんじゃないだろうか。それよりはこんな風に、多少拙くてもチーム全体で分担しつつ身体を使って伝えてくれた方が楽しんで聞くことが出来るように思う。パワポのスライドなら時間もかけずに簡単。
やっぱり、伝えようとする為には時間をたっぷりかけて、ちゃんと「モノ」を作るのがいいんだな。と感じた。
どこか壁があるパワポに対して、実際に体を使ったりするプレゼンは「伝える」力で、まったく違うようだ。
しかもあの6時間で、聞くのも、やるのも集中力はかなり高めだった。
「目を引く」ことが、こんなにも人間を集中させるのか。
(ある学生の活動記録より)
最前列にずらりとゲストの皆様が並び、学生に強烈なプレッシャーを与えるの図。このくらいの緊張感があると、プレゼンへの気合も大きく違ってくる。学外からは、京セラの渡辺さん/長谷川さん、NTT Docomoの野秋さん、アラスカ大学の青木先生、セコムの中小路さん、学内からは、栗芝先生、山下先生、望月先生、石橋先生と、多くの方々が来て下さり、丁寧にコメントを下さいました。"勤労感謝の日"にもかかわらず、ご協力有り難うございます。
プレゼン度胸や話し方は経験不足が露呈してゲストの方々から辛口のコメントを頂くチームも多かったが、質疑応答は学生からも活発な質問がでて結構盛り上がった。各20分予定のところを全チーム倍以上オーバーして進行していくという、昨年度同様の長期戦の流れに。時間管理する側としてはさっさと配当時間で切って進めるという選択肢もあったのだが、専門的立場から真剣にコメントくださるゲストの方々と場を共有できるのも貴重な機会である。出来る限り双方で十分に議論する方を取らせて頂いた。発表者の学生も会場と対話していく中で、プレッシャーを自分たちの力に変えてどんどん成長していくのがわかる。ここまで濃い時間を持つことは4年間の中でも滅多にないだろう。この経験を糧にしていってもらいたいものである。
さて、発表方法の中でも、こだわった見せ方でとりわけ注目を集めていたのがBチーム。切り抜いた紙のパーツとマジックペンをつかってその場で即興的に組み立てて書画カメラでライブに写していくというもの。これは訴求力が強く、ゲストからも驚きの声が上がった。
手元はこんな感じ。プレゼンターの声に同期させて手で制御していく。ちなみにこれは全くのオリジナルというわけではなく、CommonCraftが編み出したPlain Englishシリーズ(twitterを解説したものが有名)を参考にしたもの。僕の演習ではこういった手法を去年から積極的に試させている。このプレゼンは一気に説明に引き込むことができるが、欠点は、動きが面白すぎるので思わず内容よりも手法に気を取られてしまいがちなところか。そんなこんなで、全チームのプレゼンと質疑が終了したのは20:30頃。5時間半は我々にも長かった。たくさんのフィードバックを得ることで自分たちの企画に足りない部分や手応えを感じる部分が見えてきたに違いない。そして他者の意見に耳を傾ける中で、企画がふらついてしまうのは、自分たちが見出した根拠が弱いということに原因があるということ、すなわち調査フェーズの段階でしっかりとつかんでおくべきだったことの意味の大きさに気付いただろう。デザインにはプロセスがあり、どれも欠かせない。最初から全力で立ち向かうことが大事なのだ。
ここからどこまで引き返してどこから再構築していくのかは、残り時間との戦いになってくるけれども、他者の意見を受け止めつつも打開策を探すことを諦めないで欲しい。制約だらけの中で最良の打開策を探す中に、デザインの学びがあるのだから。
ゲストの皆様、学生諸君お疲れ様でした。
来週から制作フェーズです。
以下はプレゼン風景。企画内容は割愛します。






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