Finland滞在記というよりAirbnb顛末記

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日常業務で必死なあまり、なかなかとりかかれてなかった科研のリサーチでヘルシンキに来ています。で、せっかくなのでと流行のシェアエコノミーを体験しようと現地の人へのヒアリングを兼ねてairbnbに挑戦してみた。で、結論から言うとうまくいかなった、という失敗談なのだけど、airbnbでの体験に夢見て今後利用を検討されるみなさんの参考になれば、ということで書きのこしておくことにする。



・最初に好印象だった小さな子どもがいる家族の家に申請したが、都合が合わないということで、却下される。(却下のステータスは、なかなか凹む) うちの子と同じくらいの年齢の子がいて、いっしょに遊びたかったのに残念だ。日本人の中年男性だと受け入れ渋くなるのかもな、と他の候補をヘルシンキ中央 部近郊で探したところ、O氏の部屋を発見。黒人でガタイがよく、写真みるだけで屈強そうだが、レビューでまあまあ信用できそうなので決定。申請したらさっ そく快く受け入れてくれた。日本金で¥9469(清掃料金とAirbnb仲介料金含む)。

・海外での携帯電話での通話は金かかりそうなの で、僕はいつもできるかぎり使わないですましている。ホテルや公共空間の無線LANだけで情報収集は住ませており、この日もできるだけ事前に念入りに場所 を調べて向かうことを想定していた。もらった住所を頼りに、googlemapやらストリートビューで調べて何枚もキャプチャ取ってevernoteにま とめてぶちこみ、そんで、「21時のチェックインは遅すぎるので18時にできないか、こっちは携帯ないので、部屋周辺についたらどうすればいいか、もっと 詳しく教えてくれ」とメッセージ。

・この日のヘルシンキは、氷点下近い気温で、数日前には初雪が降ったという冷え込みで、しかも風が強 く、荒れ模様の雨。「18時でいいよ」とすぐ返事来たけど、部屋番号や呼び出し方は教えてくれず。うーん、もう出発するし、まあなんとかなるか、と覚悟決 めて予定時刻の頃にO氏の家に向う。電車で数駅、そこから徒歩10分ぐらい。道は特に難しくなかったが、日没後の凍えそうな雨の中、重いスーツケースを引 きながら、傘を差して、スマホで地図を見ながら歩くのはしんどい。途中で暴風により傘が壊れた。

・なんとかO氏の部屋のビルの前に到着し た。単身者向けの洒落たマンションという風情。そしてエントランスはオートロックで日本のような番号呼び出しのインターホンはない。この時点でいやな予感 的中。20代らしき女の子が多く住んでいるようで、けっこう出入り多かったので、彼女らに「友達と待ち合わせだ」と適当なことを言って勝手にマンションの ドアの中に入れてもらう。入り口付近の掲示板でO氏の名前を発見して部屋番号把握。

・表札を確認して部屋の前に行ってノック。するとなん と、他人が登場。俺はOではないし、そんな人知らない、と言われる。うーむ、困った・・・。これはもしかして建物が間違っているのか?しょうがないので、 再び外に出て待機。通りがかった人数名にこのビルで間違いがないか聞いてみても、特に間違ってはなさそう。氷雨の中入り口付近で30分ほど待ち、さっさと 諦める。激しい氷雨の中でそれ以上待つ余力はなかった。風邪引きたくないし。

・O氏とはなんとなく会えなさそうな予感を感じていたので、 それまで滞在中のホテルのチェックアウト前に空き部屋があるかを事前に確認済みで、もしかしたら帰ってくるかもとフロントに伝えておいた。なのでホテルに 帰って再度チェックイン。寒くて凍死しそうだったので部屋に入って暖房があるということだけで感動する。ちなみにこのホテル(helka)はすばらしいホ スピタリティだった。


・ホテルの無線LANでairbnbのサイトをチェックしたら、O氏から「今どこだ?迷っているのか?」とメッセージ。あらましを伝えると、
「外で待ち合わせなんて聞いてない!到着したら連絡くれる約束だろうが!」
「だから携帯ないって事前に伝えたろ」
「あ・・そうか、ごめん。でも、そこまで来たんなら、ベル鳴らせよ!」
「(不法に侵入して)呼び出したけど他人だったよ」
「うーむ、だが、たしかにそのxxx号室は俺の部屋だ」

・ 思うに、あれは友人かだれかの空き部屋をO氏が代理で宿泊場所として運用しているとか、そんなケースなんだろう。それでも表札にある部屋に本人がいないの はさっぱりわけがわからないが。そして電話無しの状況をイメージできない人もいるのだ、と言うことはよくわかった。そうなることを想定して細かく指示する とか、到着時間にこないなら玄関先まで出て様子をみてみるとか、それは几帳面な日本人の感覚なのかも。

・「悪かった、いまからキャンセル するか?」と聞かれたので、イエスと答えたところ、ちょっと時間経って、「こっちで予約取り消しの仕方よくわからないので、そっちで消せないか?」と再度 メッセージ。というわけで僕が自分で操作してキャンセル処理したけど、そしたら、ゲスト側都合のキャンセル扱いになってしまった。お金周りは全部システム で自動的に処理されており、事前に定められたキャンセルポリシーによって当日の自己都合のキャンセルは返金されない模様。O氏は純粋に手続き方法がわから なかっただけと思うのだけど、全部自分のせいになるのも不愉快である。


・「俺も旅行好きだし、何かの縁と言うことで今度サウスコリアに行くときにはお前の家に泊まるよ、こんどこそ会おう」とO氏。「おいら日本人なんだけど・・・」と答えると、「おおっと、ごめんごめん!では2015年の夏に日本に行く計画を立てるからな!」
おい、だれが泊めると言った!と突っ込もうとおもったけど、非をみとめつつも一方的に進めていくこのパワー、このへんの陽気さ(あつかましさともいう)はだいぶ感覚が違うなぁ、と逆に学ばされた。

・ 納得いかないし、面倒だなぁ、と思いながらもO氏に返金できないか再度メールする。「おれは知らん、AirBnBに聞け」と素っ気ない返事。  AirBnBのサイトでトラブル対処を調べてみると、24時間以内に報告しろ、とのこと・・・・・。そんな、旅行中にそこまでできるか!次の目的地に出発 しなきゃいけないのだよ。



というわけで、

教訓1:このサービスのいいところはその国の人と話できたりす ることだとおもうけど、国や言語が違うと、どうしてもコミュニケーションのズレは発生する。旅の主目的だけでもいろいろ準備が必要なのに、さらに泊めてく れる人とやりとり(英語でかつ時間制限あり)するのは以外と手間かかる。

教訓2:相手は普通の人の住んでいる家なので、ホテルと違って分かりやすい場所にあるとは限らず、Googlemapと電話にアクセスするために電波つかうことは前提にしておいた方が良い。

教 訓3:ホストによるけど、チェックインとチェックアウトは基本的にホテルよりも制限大きいと思った方が良い。冬期の寒さや時差ボケなどで早めにチェックイ ンしたい場合や、夜に飲みに行ったりと自由に外出したい場合、悪天候でしばらく家に居たい場合、そういったイレギュラーな出入りに気兼ねがないのは明らか にホテルの方。


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このページは、kamihiraがDecember 2, 2014 8:20 PMに書いたブログ記事です。

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