Interface: May 2008アーカイブ
来週の火曜日に、ネットワーク情報概論1にて、ロボットデザイナー園山隆輔氏の講演会を行います。人とロボットのインタラクションのあり方について、大変面白いお話を聞けると思います。鮮やかな視点に目から鱗が落ちること必死です。
園山さんの講演はお話される内容も大変興味深いのですが、特にプレゼンテーションの訴求力が群を抜いており、視覚(スライド)と聴覚(喋り)のバランス、いつのまにか巻き込まれてしまう話のテンポも含めて非常に質が高いもので、その意味でも勉強になります(すくなくとも私がこれまで見てきた中で最高レベルの人です)
1年生向けの講演ですので易しい概論的なお話の予定ですが、他学年のみなさんも是非聞きに来ましょう。席には余裕あります(600人収容)ので、学外の方でも聴講を希望される方がいらっしゃいましたら上平までご一報下さい。
◎6月3日(火)16:35〜18:05
◎専修大学生田キャンパス10号館301教室
◎ネットワーク情報概論1特別講義
◎講師:園山隆輔(T・D・F代表)
◎演題:「インタラクションデザインのススメ」
◎著書:ロボットデザイン概論
園山さんの講演はお話される内容も大変興味深いのですが、特にプレゼンテーションの訴求力が群を抜いており、視覚(スライド)と聴覚(喋り)のバランス、いつのまにか巻き込まれてしまう話のテンポも含めて非常に質が高いもので、その意味でも勉強になります(すくなくとも私がこれまで見てきた中で最高レベルの人です)
1年生向けの講演ですので易しい概論的なお話の予定ですが、他学年のみなさんも是非聞きに来ましょう。席には余裕あります(600人収容)ので、学外の方でも聴講を希望される方がいらっしゃいましたら上平までご一報下さい。
◎6月3日(火)16:35〜18:05
◎専修大学生田キャンパス10号館301教室
◎ネットワーク情報概論1特別講義
◎講師:園山隆輔(T・D・F代表)
◎演題:「インタラクションデザインのススメ」
◎著書:ロボットデザイン概論
「ロボットのように新しいモノが登場したときには、プロダクトデザインにより人とモノとの関係性を見せてあげる必要があると思うのです。そうでないと、『これがあれば、こんな暮らしが送れるなあ。だから購入したいよね!』という話に結び付かないと思うんです。
ロボットが生活の中に入り込むことができずに、いまだに見せ物的な扱いになっていますが、デザインで関係性を示せていないことに原因の1つがあると思うんです。ロボットを見せ物小屋から商談の場へと出してやる役割を、プロダクトデザインが担っているんです」
「人とロボットとの関係性がイメージできる。それが、ロボットデザインの本質です」
対象物の時間軸をダイレクトに操作できるビデオプレイヤー。おお、気持ちいい。
ビデオの中に(Flashのガイドような)ヒントパスを埋め込んであるらしい。
DimP - A Direct Manipulation Video Player
DimP - A Direct Manipulation Video Player
金曜日は、新横浜にてプロトコル分析講習会2日目に参加。この講習会は、横浜デジタルアーツの情報デザイン研究室が長年積み重ねてきた秘伝のユーザビリティ関連のノウハウを、研究室主宰の浅野先生のご厚意で複数の学校のゼミ向けに開いて頂いたもので、専修大学からは4年ゼミ生8名+3年有志3名+僕の12名で図々しくお邪魔してきました。この分野のプロフェッショナルの方(島村さん、易さん)を講師にお迎えした本格的なもので、ここまで充実したワークショップ形式の講習会がなんと無償というのは学生共々感謝しきりです。浅野先生、島村さん、易さん、どうもありがとうございました。学んだことは学生らがこれからの制作に大いに活かしてくれると思います。講習会は、素材準備編(5月2日)、第一回プロトコル分析書き起こし編(5月9日)、第二回ロギングツールOBSERVANT EYE編(5月15日)の3週連続で行われました。浅野先生が詳しくレポートしてくださってますので、ここでは講習会の感想とメモを。
・題材の一つだった某メーカの電波時計(※講師の三方が家電量販店で膨大な数の時計をいじり倒して選んだ)の設定ルールはこの上無くわかりにくく、「今の時間にあわせてください」という簡単なタスクすら被験者はみんな苦しんでいた。手がかりを探して試行錯誤しづつける様を改めてビデオで追うと大変興味深い。画面が返すフィードバック情報が手がかりとして如何に重要か思い知る。
・今回は予定より人数が多かったため(うちの学生が多かったせいもある・・汗)、準備編で一部学生だけでユーザテストの映像データを作成しておき、解析の手法を中心とするというメニューだったが、やはり最初にユーザテスト本番に参加していたかいなかったかは、解析時の気持ちに差が出るのかもしれない。また、今回はできかったが、分析する前に対象物をよく触り自分で確認してみることは本来は重要とのこと(易さん談)。
・専用に開発されたロギングツールは分析を効率化してくれるけれども、画面に反応してボタンを押すより、映像の停止と再生を繰り返しながら手書きでコツコツとプロトコルを書き起こしていくほうが、ユーザの行動に入り込みやすく集中力は高いとのこと。なるほど・・。確かに一日目の緊張感に比べて二日目の方が学生らに疲労が見えた。
・製品やシステムは、マニュアルを見なくても有る程度試行錯誤で操作のルールを学習していけるように作ってなくてはならない。同様にウェブだって滞在時間の中で訪問者の活動との動的な関係にあり、決して止まった世界に存在するわけじゃない。こういった解析の経験は作り手が発想の元にする訓練としても有効だと思う。テストや観察は、最終段階じゃなくて設計プロセスの円環の一部なのだ。
・発話の解析は実に地道な作業だけど、はっきりとデータで確認できるので他人への説得力も強い。メソッドとしてちゃんと体得すれば学生にとっても相当な武器になりそう。実際、浅野先生の研究室の学生さん達は研究室で身につけた技で企業との共同研究を活発にやっており実績も多く残しているそう。我々の学校でも教室で閉じるのではなく、実践のことをもうすこし考えていかなければ。今度のカリキュラム改訂に向けて、こういった演習を育てていけるようにラボの環境を整えよう、とひそかに誓った。
・参加者への事後アンケートによると「バックグラウンドの違う人と話して、視点が違うのに驚いた」という意見が非常に多かったとのこと。ふむ、デザイン系の学生が多い中、この点、うちの研究室のNSコース陣は貢献できたのかな?。普通に生きているとついつい自分の解釈が当たり前って思いがちなので、多様な見方を知れるのはいいことです。
・最後の懇親会の頃には、だいぶ疲れていたようだけど、みんな「とても勉強になった」と言っていて良い機会に恵まれたと思う。いつも甘えてばかりではなく、僕の方でもなにか企画しなきゃな。
連続してBBQで聞いた話をネタにするのも何だが、忘れないようにメモ。ある人に連れられていったBBQでお会いしたベテランのパイロットの方の話が興味深かった。今のジャンボ機が自動操縦であることは知識では知っていたが、実際に操縦している人から聞いたのは初めてだ。
「コンピュータ化が進んで、いろいろ葛藤はあるよね。これまでは3人必要だったのが2人で済むようになって、そんで人間は何しているかというと『どこかおかしくないかを見張る』ってことが中心なんだから。」
「操縦する人間のモチベーション的にどうかと。それに操縦のカンはいざというときに必要になるとしても、ストックされ続けるわけじゃなくて、人間、使わないで居ると能力はどんどん無くなっていくからね」
「ボーイング社とエアバス社ではインタフェースの設計思想が全く違っていて、ボーイングの方はまだ最終的な決定権は人間にあるように作られているけど、エアバスは逆に人間の意思決定が介在させないように作られている(ような気がする)。喩えで言うと、『危ない、と思ったときには車のハンドル切らないで、手を離せ』と。最初からエアバス操縦している人なら混乱は少ないかもしれないけど、パイロットはみんな他のメーカのとか古いのとかもずっと乗ってるわけだからねぇ。経験長いほどギャップ有るよねぇ」
「じゃあボーイング社のような(人間が最終的な判断する)方がいいかというと、それも一概には言えなくて事故原因としては圧倒的にヒューマンエラーの方が多い。安全性の優先という意味ではエアバスのような考えもある」
「ヨーロッパ(エアバス)とアメリカ(ボーイング)の機械に対する考えの違いや、それが生み出された文化的な背景を強く感じる。乗っているとその違いがよくわかるよ。日本人が作ってもまた違うんだろうけどね」
そこから話は零戦や桜花に移り・・・ふむふむと聞いているうちにあっという間に時間切れに。
貴重な話で楽しゅうございました。
■ Airbus A380 - cockpit | p a n o r e p o r t a g e | g i l l e s v i d a l
エアバスのコクピットを360度ぐるぐると見渡せる。なんという計器の数。
■Airbus A340の組み立てを340秒で一気に見る
「コンピュータ化が進んで、いろいろ葛藤はあるよね。これまでは3人必要だったのが2人で済むようになって、そんで人間は何しているかというと『どこかおかしくないかを見張る』ってことが中心なんだから。」
「操縦する人間のモチベーション的にどうかと。それに操縦のカンはいざというときに必要になるとしても、ストックされ続けるわけじゃなくて、人間、使わないで居ると能力はどんどん無くなっていくからね」
「ボーイング社とエアバス社ではインタフェースの設計思想が全く違っていて、ボーイングの方はまだ最終的な決定権は人間にあるように作られているけど、エアバスは逆に人間の意思決定が介在させないように作られている(ような気がする)。喩えで言うと、『危ない、と思ったときには車のハンドル切らないで、手を離せ』と。最初からエアバス操縦している人なら混乱は少ないかもしれないけど、パイロットはみんな他のメーカのとか古いのとかもずっと乗ってるわけだからねぇ。経験長いほどギャップ有るよねぇ」
「じゃあボーイング社のような(人間が最終的な判断する)方がいいかというと、それも一概には言えなくて事故原因としては圧倒的にヒューマンエラーの方が多い。安全性の優先という意味ではエアバスのような考えもある」
「ヨーロッパ(エアバス)とアメリカ(ボーイング)の機械に対する考えの違いや、それが生み出された文化的な背景を強く感じる。乗っているとその違いがよくわかるよ。日本人が作ってもまた違うんだろうけどね」
そこから話は零戦や桜花に移り・・・ふむふむと聞いているうちにあっという間に時間切れに。
貴重な話で楽しゅうございました。
■ Airbus A380 - cockpit | p a n o r e p o r t a g e | g i l l e s v i d a l
エアバスのコクピットを360度ぐるぐると見渡せる。なんという計器の数。
■Airbus A340の組み立てを340秒で一気に見る

